音100シリーズ

◆まずはお1人ずつ、自己紹介をお願い致します。

マーチア「はいはーい★　オレ、マーチア！　オモシロおかしいことが大好き！　マーチブローの王子様だよ！　で、こっちが…―」

クロノ「た、大変です！　私の時計がまたなくなってしまいました！　……ああ、どうしましょう～……」

チェシャ猫「ぷ～くっくっ。クロノは本当におっちょこちょいだにゃあ♪　よくそれで時の番人だなんて言えるよね」

クロノ「うぅ……否定はできません。でもチェシャ猫くん、私、本当に困っていて…―」

チェシャ猫「あれ？　ドーマウスの上にのってるものって何かなあ？」

ドーマウス「Ｚｚｚ……Ｚｚｚ……」

クロノ「あ！　時計！　私の時計です！　ああ～よかった。でも、どうしてこんなところに……」

チェシャ猫「さあ。どうしてだろうねえ？」

ドーマウス「Ｚｚｚ……Ｚｚｚ……」

マーチア「クロノが来る前にチェシャ猫が置いてただろ？　相変わらず、わっかりやすい嘘吐くんだから」

チェシャ猫「にゃ！　なんで言っちゃうんだよ！　マーチアってひどいヤツだね！」

クロノ「ま、またチェシャ猫くんですか！　いつもいつも勝手に持ち出して……今日という今日は、私だって怒っちゃいますよ！」

チェシャ猫「あ～。クロノが怒った！　ゆでダコクロノだにゃ、面白いにゃあ♪」

クロノ「ゆ、ゆでダコ……うぅ、ひどいです……」

ドーマウス「Ｚｚｚ……Ｚｚｚ……」

マーチア「で……なんだっけ。自己紹介？　……毎日こんな感じだよ」

◆皆さんのいる「不思議の国」と言うのは、どのような国なんですか？

マーチア「どんな国って……別に普通の国なんじゃない？　もっとオモシロくてもいいと思うんだけど。ああでも皆、口を揃えてアリスアリスって言っててさ。アリスの何がそんなにいいもんかねえ」

クロノ「祖父がアリスに会ったことがあるらしいのですが、昔はもっともっと不思議に満ちていたと聞いていますよ」

チェシャ猫「アリスなら今もいるよ！　ぼくと遊んでくれるもん！」

マーチア「そのアリスと今のあの子は違うだろ！　チェシャ猫はまたそんなことばっか言って…―」

チェシャ猫「アリスはアリスだよ！　……ぼくと、不思議の森で一緒に過ごしてくれるんだから」

クロノ「私もできればお会いしたいです。それに、以前の不思議の国にも行ってみたいですね。マッドハッターさんやキャピタさんからお聞きする話も、いつもとても興味深いですし。昼と夜が逆転し、木が歌い、終わらないお茶会が開催されて……ドキドキします！」

ドーマウス「Ｚｚｚ……むにゃ……アリスちゃん……」

◆レコーディングはいかがでしたか？

マーチア「皆、好き勝手しすぎ！　特にチェシャ猫！　なんであそこで鼻歌なんて歌ってるのさ！」

チェシャ猫「楽しければいいじゃん！　ドーマウスなんて、ずーーーーーっと寝てたし！」

ドーマウス「Ｚｚｚ……」

クロノ「あはは……ドーマウスくん、本当にぐっすり眠っていましたよね。あんなに賑やかだったのに、すごいです」

ドーマウス「ふわ……あ……おはよ……」

マーチア「もうこんにちはだよ」

チェシャ猫「またおやすみかもしれないにゃ♪」

ドーマウス「歌をうたう……夢を見たんだ。みんなと……すっごく、楽しかった……」

クロノ「ふふ。夢じゃなくて、それはきっと、本当にあったことですよ」

◆楽曲について、教えてください。

クロノ「不思議の国・ワンダーメアを飛び回るとっても楽しい音楽ですよ！　時空を越える私の時計も大活躍します！」

マーチア「ま、けっこうオモシロかったかな。昼と夜がいっぺんに来たり、過去と未来に行き来したり……クロノの時計ってすごいよね。今度オレも借りてみようかなっ！」

クロノ「だ、駄目ですよ！　これは私の一族に伝わる大切な時計で…―」

チェシャ猫「そのわりにはいっつもなくしてるにゃ」

クロノ「ほとんどチェシャ猫くんのせいですよ！」

ドーマウス「Ｚｚｚ……」

◆クロノさんの宝物は時計と言うことですが、みなさんそれぞれの宝物とその理由を教えてください。クロノさんは、時計が宝物の理由を教えてください。

クロノ「はい！　これは、私の一族に伝わるとってもとっても大切なもので……時を操る能力を持っているんです。だから悪用は駄目です！　絶対ですよ！」

マーチア「オレの宝物？　何かあるかなあ……おじいちゃんの宝物だったらあるけど。古ぼけたティーセットだよ。それを使ってアリスとお茶会をしたんだって。オレにとってはただのティーセットなんだけどね」

チェシャ猫「宝物～？　おいしいものならなんだって宝物だよ♪」

ドーマウス「ふわ……ぁ……え……？　宝物……？　ゼリー飲料……じゃなくて……？　うーん……あのね。アリスちゃんと一緒に行ったお花畑……あの場所、すっごく好きなんだあ……いつかまた……一緒に行きたいなあ」

チェシャ猫「あと、これも大切な宝物だにゃ♪」

マーチア「それ、クロノの時計じゃん」

クロノ「あ！！！　いつの間に……！　チェシャ猫くん、駄目ですよ！」

チェシャ猫「や～い。ドン臭クロノ～ここまでおいでっ！」

クロノ「チェシャ猫くん、駄目ですってば～～！！」

マーチア「はあ……」

ドーマウス「あはは……楽しい……ね」