キャラクターインタビュー
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フロスト
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グレイシア
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シュニー
◆まずはお1人ずつ、自己紹介をお願い致します。
フロスト「雪の国・スノウフィリアの第一王子、フロストだ。気高い雪の一族として恥じない振る舞いを心がけている。趣味は芸術鑑賞だ」
シュニー「僕の名前はシュニー。スノウフィリアの第三王子だよ。あと……おまんじゅうが好き!」
グレイシア「……」
フロスト「グレイシア」
グレイシア「わかってるよ! 第二王子のグレイシアだ。……くそっ。なんで俺がこんなことを…―」
シュニー「グレ兄、恥ずかしいんだ!」
グレイシア「違う。……まったく、お前はいつも単純でいいよな」
シュニー「ちょっと、馬鹿にしないでよね! グレ兄こそ、いっつもひねくれてるんだから!」
グレイシア「なんだって?」
フロスト「……お前達」
グレイシア・シュニー「!!」
フロスト「公の場でそのようにわめき散らすなど……高潔なる雪の一族として恥を知れ」
シュニー「だってグレ兄が!」
グレイシア「もとはと言えばお前だろ」
フロスト「ほう……わかった。どうやらお前達は揃って、俺の魔法で氷漬けになりたいらしいな」
グレイシア「シュニー! 高潔なる雪の一族として、誇りを持って俺達も公務にあたらないとな!」
シュニー「う、うん! そうだよねグレ兄! 僕達が皆を引っ張っていかなきゃいけないもんね!」
フロスト「まったく……。このような兄弟ではあるが、今後ともよろしく頼む」
◆皆さんのいる「雪の国」と言うのは、どのような国なんですか?
フロスト「一年中雪が降り続く、美しく荘厳な国だ。だが、それだけでは外交がままならんからな。
一時的に俺達の魔力で雪を止め、他国と交易をする『雪止めの儀』というものを執り行っている」
シュニー「あとね、『白雪(しらゆき)の祝祭』っていうお祭りもあるよ! 国民が皆、雪や氷で作った作品を披露するんだよ」
フロスト「あの祭りはスノウフィリアの民であれば誰でも参加が可能だからな。毎年、国民総出で盛り上がる」
グレイシア「だからって、俺達まで作品制作をしなくても……」
フロスト「国を代表する者として、背を見せないでどうする」
シュニー「グレ兄の作品、すごいじゃん!」
グレイシア「そ……そうか?」
フロスト「ああ。お前の作品には、俺では思いつかない斬新さがある」
グレイシア「……なら、いいけど」
シュニー「グレ兄、顔赤い!」
グレイシア「い、いちいちうるさいんだよ、シュニーは!」
◆レコーディングはいかがでしたか?
フロスト「ふん。以前にその道に精通している者から教えを受けていたからな。結果は出ているだろう」
シュニー「僕も! すっごく楽しかった! グレ兄も、いたらよかったのになあ」
フロスト「まったくだ。何をひねくれているのかは知らんが……」
シュニー「もう! フロ兄も、もうちょっとグレ兄と話をして欲しいなあ!」
フロスト「シュニー……?」
シュニー「グレ兄、本当はフロ兄のこと尊敬してるんだから!」
フロスト「グレイシアが……?」
グレイシア「お、おいシュニー! 勝手に何を言って…―」
シュニー「あ、グレ兄! お帰り!」
グレイシア「ああ、ただいま……じゃ、なくて!」
フロスト「グレイシア」
グレイシア「な、なんだよ……」
フロスト「いや……」
グレイシア「……」
フロスト「……もうじきに晩餐の時間だ。行くぞ」
フロスト「たまには兄弟水入らずでゆっくりと話がしたい」
グレイシア「……! あ、ああ……」
シュニー「へへっ……!」
◆楽曲について、教えてください。
フロスト「神聖で厳かな雪の国の情景を歌い上げたものだ。そうだな、後は……俺達自身の思いも込められている」
フロスト「高潔なる雪の一族としての誇り、そして…―」
シュニー「皆、仲良く! ってことだね!」
グレイシア「おいおい、仲良くって……」
フロスト「……成程な。そうとも言えるだろう」
グレイシア「へ? 兄さん?」
シュニー「なんていうか、個性がバラバラだからちゃんと一つになるのかなって心配はしたけど」
フロスト「仕方のないことだ。だが、俺達が集えばできないことなどない」
グレイシア「すげえ自信だな……」
シュニー「それだけ信頼されてるってことだよ、グレ兄!」
フロスト「ああ……そうだ。曲についてはあまり語り過ぎるのもよくないと俺は思っている。聴いた者がそれぞれ感じるままに楽しんでくれればいい」
シュニー「よろしくね!」
◆みなさん今年の「白雪の祝祭」に参加されるそうですが、他にもお祭りの思い出は何かあるんでしょうか?
シュニー「実はね、3人でお祭りに行ったことってほとんどないんだよね……海とか、お花見とかはしたことあるんだけど」
グレイシア「ああそうだったな。あの海は思い出深いよ」
シュニー「グレ兄、すっごく楽しそうだったもんね!」
グレイシア「どこがだ! 俺はひたすらかき氷作ってた記憶しかねえよ!」
フロスト「ふ……あの時のお前の姿、なかなか見事だったぞ」
グレイシア「くそっ……絶対に馬鹿にされてる……!」
フロスト「そうだな。最近公務も忙しかったことだ……久しぶりに休暇を取り、3人で祭りにでも行ってみるか」
シュニー「……! うん! 賛成!!」
グレイシア「マジで言ってるのか……?」
フロスト「グレイシア。何か不満でもあるのか?」
グレイシア「っ……ねえよ、別に」
シュニー「すっごく楽しみだな! またたくさん思い出作ろうね!!」
グレイシア「シュニー……ふっ……ああ、そうだな」
フロスト「次はどのような物に出会えるか……誇り高き為政者となるべく、見聞を広げに行こう」
フロスト「3人でな」